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あの目、見る勇気さえなかった

また、勇気を持ってキミの目を見たいな。

数年前の冬。

地元の空港で自分が乗る予定飛行機の搭乗をまっていた。その日に僕の連休の最終日を迎えた。長い列の人が飛行機の搭乗を待っている。時間をしばらくおいた後、やがて、港内アナウンスにより、人が搭乗口の方に移動し始める。僕がゆっくりと前に進む同時に、あの人の海に、ある人を気付いた。

「その人」。

遠い昔…いや、今でも、僕にとって大切な人。もう、昔のようになれないだろう。今までも、きっと、僕のことが大嫌いだろう。「その人」を気づいても、その人をあえて見ずに進むようにした(余計に嫌われたくないから)。

運が悪く(良く?)、進んでいた列が止まり、ちょうどその人の隣に僕が止まらせざるを得なくなった。空港のスタッフが僕のチケットと身分証明書を確認したいらしい。僕の前の乗客の資料確認がそんなに時間がかからないのに、僕の方は若干時間がかかっていた。

まるで、その人と喋るチャンスを与えてくれるようだ。「話したいなら今のうちに!」と。

そのスタッフは僕のパスポートをめくって、名前と写真が載せたページを照会した。“もし隣に立っていたその人が気づいたらどうする?”と僕は考えた。

期待する一方、自分が妙に焦り始めた。「その人の機嫌を悪わせたいくない」と自分はそう思った。もし僕が早くこの場から消えば、その人は僕の跡を気づかないだろう。だからその焦りを感じたのだろう。

実は、その人を通りかかるときに、僕はちらっとその人の顔を見た。“本当にその人なのか”と自分の中にそう確かめたかった。

案の定、一瞬だけだが、「あの人」に間違いないと確かめた。あの顔、あの髪。ばっちり。

心の底から嬉しく思ったが、表には表せなかった。嬉しい気持ちを抑えるのは辛かった。

「その人」ーあの目の主人。その人への気持ちは今までも変わらぬが、ステータスがいつの間に変わっていた。目を見るさえ勇気はなかった。昔、自分はどれだけ酷くその人の傷つけたのだろう。その罪悪感が未だに心の中にあふれている。

僕は大切な人がいて、その人もきっと・・・

結局、僕たちはなんのコンタクトもせずに、同じ飛行機に乗った(その人の席はどこなのか知らないが。)。

目的地はマレーシアの首都ークアラルンプール。

そこは「その人」の最終目的地かもしれないが、僕は当日、到着後にクアラルンプール国際空港を出ずに、国際線の出発ロビーに向かった。

結局、なんの話もせずに別れた。

結局、「その人」は僕の存在を知らないかもしれない(はず)。自分が意識過剰かもしれない。

“まぁ、これでいいじゃないか。少なくとも、その人の機嫌を悪わせなくても済む。”と僕はそう思った。

当日の午後に、長袖の上着を着て自分は飛行機に乗り、日本へ向かうことにした。羽田空港についた時はもう深夜で、外は寒かった。家につくまではまだ距離があった。数時間の電車とタクシーの後に、やっと家についた。

ヒーターがまたオンにしていなかったが、僕は少し暖かく感じた。「その人」に、偶然に会ったからだ(アイコンタクトや話もしなかったが)。

偶然かもしれない。仲直りした日は遠い昔の同じく2月だった。少し暖かい、2月だった。

(しばらくの間日本語で書かなかったので間違いだらけかもしれません…ご指摘はコメント欄まで。どうぞよろしくお願いいたします。ー コー)

By Adrian Khor

Speaks Mandarin Chinese, English, Japanese, and Malay. Software developer based in Greater Tokyo, Japan. Specializes in .NET stack and C# at web and desktop development. Loves to listen to music, watching movies, reading books, and travel.

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